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2020/09
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それ以上に「感性」が。
本屋さんに行くと、
必ず覗いてしまうのが、色彩関連のコーナー。

色彩検定関連の書籍や、
配色の本、色彩心理などなど。

ついついチェックしてしまいます。

色を学ぶ上で必要になるのが、色材。

配色カードやチャート、模型などなど。

中でも、
色を系統立て、一目で分かる表にした、
「ハーモニックカラーチャート」は、必須。

「色彩検定対策講座」などでは、
ほとんど強制購入となってます。

今日は、こうした色材を作っている会社のご紹介。

日本色彩学会の学会誌より、
インタビュー記事の抜粋です。

日本色研事業所20200314

会社名は「日本色研事業株式会社」

「一般財団法人日本色彩研究所の研究成果を
社会に普及するための色彩の教育教材を製作・販売する会社として、
1964年に発足」

「色彩教材の専用メーカーとして、
55年にわたり活動」

現在では「生涯教育用色材」(書籍含む)
も取り扱っているそうです。

「色材」というと、
色の発色、再現性などなど、
苦労が多いんだろうなーと予想。

同じ色のインクでも、
紙質が違うと、違う色になるし。

厳密に言うと、印刷当日の湿度でも違いが出るし。

出来上がるをチェックする人間の目も、
疲れ度合いによって差が出るし。

部屋の明るさでも違いが出る。

色というのは、ものすごーくデリケート。

だから面白いとも言えます。

色材の細かい話は置いといて、
その他の興味深い話をいくつか。

・営業場面の苦労話

小学校に出向いた際、ソイインク使用を説明すると、
「紙を食べる子供たちはいない」と言われる(笑)。

ま、教師の発想が問題ですな。
地球が滅びたら教育どころじゃないんですけどね。

ちなみに私は中学時代、
美術で「色相環」の説明をされ、
は?意味わからん!
で、美術が嫌いになりました(笑)

色相環は、赤・橙・黄・・・と並んでいる、色の輪のこと。

数限りなく存在する色が、たった数色に分けれらるはずない!
が、当時の理屈。

「色を系統立てて分類する」なんて、
分からなかったですからねー。

さらに。

「近い山の色は緑に見え、遠い山は青に見える」との説明にも。

へ?
「緑」はどこまでいっても「緑」だよね!
なんで「青」に変わる?

絶対的な色の存在と、
「人間の視覚」の差を理解してなかったからね〜。

こうゆう生徒が出ないよう、
美術ではより深く説明のできる、素敵な教師を所望いたします。

・海外の教育方法

ヨーロッパでは、
学校で美術という教科がないらしい。

配色カードを使った教育ではなく、
包装紙を集めたり、絵の具で色を作ってみたり、
実験をしながら学ぶという教育をしているのでは。

ふむふむ。

個人的には画一的な見方より、
個性重視の教育の方が好きですな。

インタビューでは、
「『色相』の数は12だ」とは教えないように留意が必要」

「色彩の持つ両面背である感性と理論は、
いつも、論議の的となる」

「互いの面をうまく活用し、解釈することに
色彩教育の意義がある」とまとまれています。

なるほどー。

中学で美術嫌いになった私も、
大人になり、
「感性」の部分から色好きになりました。

最終的には色を仕事にするまでになり、
嫌いだった「色相環」を使ってセミナーをするという。

なんとも不思議な流れですな。

うーん。

色に関しては、
「理論」も大切だけど、
それ以上に「感性」が重要な気がする。

だって嫌いな色は嫌いだし、
好きな色は好き、ですから。

学校教育も、
もう少し、
個性の確立を手助けするような方向に
なればいいなーと思います。

お、長くなってしまった。

今日はこの辺で。
次回もお楽しみに。

色彩学会20200314

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「防犯のため」
先日に引き続き、
「先生、それ本当ですか?」シリーズ。

色彩学会の特集記事です。

今日は、
「青色照明光」についてです。

青色灯20180915

実家の方の街灯は青っぽい。

個人的には、
「ちょっと気味が悪いな」なんて思っていたのですが。

やはり、理由があるようですな。

ズバリ!!

「防犯のため」

国内の流行のきっかけは、
「スコットランドのグラスゴー市の事例が
インターネットやテレビで紹介されたこと」

「麻薬常習者が集まる橋の下などの設置したところ、
青色光の下では静脈が見えにくく、
静脈注射が困難になるため
40パーセント程度の麻薬常習者の減少が見られた」とのこと。

うーん。

なんだか現実的な話だな。

青色光の心理的な効果かと思ったら、
「静脈が見えにくい」って・・・。

さて。

青色灯は街灯だけでなく、
鉄道の踏切や駅にも設置されているようです。

明確な効果は集計されていないようですが、
「車が強引に踏切を渡るのを防ぐため」
「飛び込み防止」など。

ふむふむ。

特集記事のまとめとしては。

「『青色』には、
落ち着いた、冷たい、静かな、
といったイメージがあることは知られているが、
青色照明光における明確な心理的、生理的鎮静効果は示されていない」

「犯罪発生件数が減少している事例は、
青色光の直接的な効果ではなく、
青色防犯灯の設置を含む
複合的な防犯施策の成果であると考えられる」

なるほど。

簡単に言ってしまうと、
青色光には何かしらの効果が期待できるけど、
そんな単純な問題ではないってことかな。

ふむふむ。

人間心理って複雑ですからねー。

ではでは。
次回もお楽しみに〜。

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「約6割が白色」
しばらく空いてしまいましたが、
色彩学会の特集記事。

「先生、それ本当ですか?」シリーズ。

今日は、
「錠剤の色彩表示」についてです。

出来るだけ厄介になりたくない薬。

しかし時には必要ですよね。

先日手術をした父の薬を見て、
「多いな〜」

そして。

「白ばっかりだな〜」。

そんな時、この記事が目につきました。

特集記事によると、
「日本で市販されている錠剤の約6割が白色」なんだそうです。

10種類服用してたら、6種類は白ってことか。

なるほど。
「白ばっかり」と感じるのも当然ですな。

理由は明快。

「患者が好む色だから」

約8割が「白色を好む」とのアンケート結果もあるそうです。

一方米国では、
「白または白に近似した色(を好む割合)は36パーセント」だそうで、
カラフルな錠剤が多い理由の一つにもなってます。

そして日本で白が多い理由は、
製造過程にもあるようです。

「そもそも原薬は白色のものが多い」

「原薬の含有はごく少量であるため、
デンプンなどの賦形剤でかさ増しを行うことがある」

なるほどー。

さて。

白が多い弊害は、
「外観類似性が高くなり、飲み間違いを引き起こす恐れがある」

調剤側では、
「誤調剤や監査ミスなどの増加」

あ。

「誤調剤」って確かにありますよ。

かなり前に経験しました。

家に帰って袋を開けたら、
違う薬が入ってまして。

すぐに電話し、正しい薬を送ってもらいました。

人間ですからミスもしますし。
ま、忙しかったんでしょうねー。

服用しなくて良かったです。

さて、法的な面は、というと。

「錠剤の着色に関する詳細な規定はなく、
各製薬会社の裁量に委ねられている」んだそうで。

ふむふむ。

個人的には「白がいい」と思うので、
ここは変わって欲しくないなー。

ま。

薬のお世話にならず、
元気に過ごせるのが一番ですけどねー。

ではでは。
次回もお楽しみに〜。

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ホント?
「緑が目にいいってホント?」

今日は色彩学会誌からのご紹介です。

「特集」として、
「色に関する言説の真偽に迫る」そうです。

さて。

「緑が目にいい」とはよく聞きますね。

色彩学的には、
「色を識別する目の構造」との関係から、
「いい」と言われています。

人間の目は、
赤から紫までの色を感じることができると言われてまして。
(得意不得意の色域は、個人差がありますが)

緑は、その波長の真ん中くらいにあるため、
見ていても疲れにくいので、
「目にいい」という結論です。

ふむふむ、納得〜な印象。

学会誌では、
そのほかに2つの根拠を説明しています。

1、緑が木々の新緑の緑、つまり自然を表してるため。

木々を眺めると、自然と遠くを見る。

遠くを見ると、
眼球の水晶体の周りにある毛様体筋が緩む。

都外で活動する機会が減少している現代、
目を刺激する筋肉運動を行うことで、
縮んだままの毛様体筋の動きをもとに戻すことができる。

2、文化的、遺伝子レベルの理由

人類の祖先が樹上生活を送っていたことが、
遺伝子レベルで残っているため。

なるほど、なるほど。

ま、色覚はかなり個人的なものなので、
一概には言えませんが。

目が疲れたなーと感じたら、
遠くの緑(自然)を見るようにしましょう。

うーん。

個人的な話ですが、
「遠くの緑」見てないなー。

特に仕事中、全く余裕ないもんなー。

いかん、反省反省。

あ、この「真偽に迫る」特集ですが、
シリーズ物ですので、またご紹介します。

ではでは。
次回もお楽しみにー。

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「しおんざいりょう」
「色が変わる」

温度変化によって色が変わる商品、
たまに見かけますよね。

今日は色彩学会誌からの抜粋です。

色が変わる20180530

紹介されているのは、マグカップとグラス。

「室温の状態では図柄が見えず、
一方はお湯、他方は冷水を注ぐと図柄が見える」んだそうです。

こういう商品、使う楽しみがありますよねー。

長く付き合えそうです。

今回紹介されたマグカップとグラスですが、
「ある温度を超えると透明に変化する材料特性」。

これは、
「示温材料」というそうです。

こういった材料が開発されたのは、1975年。

パイロットインキ(株)さんが、
「メタモカラー」を開発したそうです。

特許もあるそうですよ。

そして。

この発展形が、
なんと「フリクションボール」」なんだそう。

いやー。

新しい技術って、
ある日パッと出てくるんじゃなくて、
脈々と続いて形になるんですね。

フリクションボール、
最近では、
かなりお馴染みになりました。

発売当初は、衝撃でしたね〜。

ボールペンなのに消せるって、
なんだ?と思いました。

フリクションボールは、
「2007年から発売されている大ヒット商品」と紹介されてます。

今では、
色数がかなり多いですよね。

太さも数種類あるので、
とても便利です。

うーん。

身の回りにあるものって、
誰かの苦労とか努力の上に、
成り立ってるんですなー。

何だかしみじみ、ありがたい。

ではでは。
次回もお楽しみに。

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プロフィール

shioon

Author:shioon
村山紫音(むらやま しおん)
カラー&コミュニケーション
アドバイザー

AFT1級色彩コーディネーター
東商1級カラーコーディネーター
(商品色彩)
日本色彩学会正会員
一社)マンダラ・ユニヴァース
クリエーター協会
プラクティショナー

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