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2018/07
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「しおんざいりょう」
「色が変わる」

温度変化によって色が変わる商品、
たまに見かけますよね。

今日は色彩学会誌からの抜粋です。

色が変わる20180530

紹介されているのは、マグカップとグラス。

「室温の状態では図柄が見えず、
一方はお湯、他方は冷水を注ぐと図柄が見える」んだそうです。

こういう商品、使う楽しみがありますよねー。

長く付き合えそうです。

今回紹介されたマグカップとグラスですが、
「ある温度を超えると透明に変化する材料特性」。

これは、
「示温材料」というそうです。

こういった材料が開発されたのは、1975年。

パイロットインキ(株)さんが、
「メタモカラー」を開発したそうです。

特許もあるそうですよ。

そして。

この発展形が、
なんと「フリクションボール」」なんだそう。

いやー。

新しい技術って、
ある日パッと出てくるんじゃなくて、
脈々と続いて形になるんですね。

フリクションボール、
最近では、
かなりお馴染みになりました。

発売当初は、衝撃でしたね〜。

ボールペンなのに消せるって、
なんだ?と思いました。

フリクションボールは、
「2007年から発売されている大ヒット商品」と紹介されてます。

今では、
色数がかなり多いですよね。

太さも数種類あるので、
とても便利です。

うーん。

身の回りにあるものって、
誰かの苦労とか努力の上に、
成り立ってるんですなー。

何だかしみじみ、ありがたい。

ではでは。
次回もお楽しみに。

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「くぼみ」
今日は色彩学会誌からのご紹介。

曼荼羅に関する記載があったので、
抜粋してご紹介します。

繧繝220180225

「密教美術の曼荼羅は、
起源をインドにおける呪法のための修法壇(すほうだん)におく」

そうでしたよね。

今では「曼荼羅アート」となり、
いろんな手法がありますが、起源は仏教にあります。

曼荼羅は、元々は「屋外に土壇を作り、
中央に本尊、周りに諸尊を幾重にも配し、立体的構成になるもの」

昔は「土」で作ってたんですよね。

ですので、作っては壊しを繰り返したと聞きます。

「これが中国そして日本へと伝達するうちに
屋外が屋内に、立体的な土壇が平面的な木壇や画像へと変容していった」

「その後曼荼羅は絵図に描かれ壇上に敷かれるようになり、
さらに壁に掛けられるようになった」

ここまでくると、今の曼荼羅に近い使い方ですかね。

現代では「壁に飾る」曼荼羅が多いように感じます。

今回の記事は、
日本の仏教美術が「平面的」であることの論文なので、
結論としては、
「俯瞰図、すなわち平面的」で結んであります。

参考までに記載しますと。

「当時の日本絵画の主流は仏画。

そしてあらゆる仏画は、
そのモチーフを曼荼羅に依存すること大」

「仏画を代表する曼荼羅が
俯瞰図(上から見た図)と考えれれることは、
仏画の大部分は俯瞰図、すなわち平面的であることを示している」

ふむふむな内容です。

そう考えると、
「曼荼羅」は平面的であることが普通なので、
いかに配色で立体感を出すかがポイントなのかな、
と思ったりもします。

そして。

仏教美術における立体的な配色方法を一つ。

繧繝(うんげん)彩色のご紹介です。

「繧繝彩色」は、
「極楽浄土を表す手段として」用いられたようで、
「極彩色による色彩効果は非日常を表現するもの」だったそうです。

繧繝20180225

写真は、
「粉地彩絵八角几(ふんじさいえのはっかくき)」というもの。

「仏前で供物を載せる小さな献物台」だそうで、
「献物几のなかで色彩が最もよく保存されている」らしいです。

配色に関しては、
「花模様の中心は青系、
左右の4弁は赤紫系、上下の2弁が赤橙系の繧繝彩色」

立体感に関する記述は、
「中心部は青系、周縁部は赤紫系と赤橙系」となってます。

簡単にいってしまうと、
中心部が凹んで見え、
周りが浮き出て見えるような配色。

論文によると、
「『くぼみ』を感じさせる配色」だそうです。

うーん、なるほど。

立体感というと、
中央を浮き出させて見えるようにするのが、
多いような気がします。

繧繝彩色は、逆パターンなんですな。

ご参考までに。

ところで。

論文に記載されていた写真ですが。

立体認識が弱いためか、
全体がどーなっているのか、
いまいち想像できませんで。

宮内庁のホームページから画像を拝借。

八角几20180225

なるほど、こうなってたんだー。

なんだかスッキリ(笑)。

ではでは。
次回もお楽しみに。

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「色彩嗜好ときょうだい構成」
今日は色彩学会誌からの抜粋。
「子どもの色彩嗜好ときょうだい構成」について。

色彩嗜好ときょうだい構成20150114

ちびっこの嗜好色には、
母親の影響が大きいと言われてます。

色を選ぶ時って、普通好きな色を選びますよね。

母親といえども同様で、
母親が好きな色を選ぶことにより、
ちびっこの身近にその色が多くなり、
頻繁に見るようになるためです。

母親が好きな色を子どもに着せたりもしますよね。

こういった色彩環境は、
その子独特の色彩嗜好となっていきます。

なので、嗜好色の理由は突き止めるのが難しかったりもします。

今回の学会の研究は、
「児童の色彩嗜好、きょうだいから受ける影響」について調べた研究発表です。

大人になってからも思うのですが、
上に兄弟がいるかどうかって、ちょっと違いがあると思うんですよね〜。

好きな色の研究結果としては。

1、男児
兄がいる男児:明るい黄(b8)、明るいグレー(Gy-7.5)
姉がいる男児:うすい緑(p12)、明るい黄(b8)、明るい赤紫(b24)
弟がいる男児:鮮やかな緑みの青(v16)
妹がいる男児:明るい緑みの青(b16)
複数:明るい緑みの青(b16)
一人っ子:明るい緑みの青(b16)

2、女児
兄がいる女児:うすい緑みの青(p16)、明るい黄(b8)
姉がいる女児:うすい緑(p12)
弟がいる女児:鮮やかな黄(v8)
妹がいる女児:うすい緑(p12)
複数:明るい緑みの青(b16)、明るい赤紫(b24)
一人っ子:明るい緑みの青(b16)、明るい赤紫(b24)、鮮やかな赤みのだいだい(v4)

対象は「効果後児童健全育成施設」登録児童なので、
小学生かな。
サンプル数は302。

さほど明らかな差は出てないですかね。

嗜好色の理由の方が分かりやすいかな。

「上にきょうだいがいる男児は、かっこいい、きれい、
女児はかわいい、きれい」

「下にきょうだいがいる男児、女児は、
海の色等イメージを理由とする児童が多かった」

上にきょうだいがいると、
ちょっと大人びたことに憧れたりするので、
「かっこいい」イメージ色が好きになるのも分かる気がします。

ランドセルの色の方が端的かな。

1、男児
弟がいる男児:鮮やかな青みの緑(v16)
その他:黒(Bk)

2、女児
兄がいる女児:明るい緑みの青(b16)、明るい赤紫(b24)
姉がいる女児:うすい緑みの青(p16)、明るい黄(b8)
弟がいる女児:明るい赤紫(b24)
妹がいる女児:暗い赤みのだいだい(dk4)
複数:明るい赤紫(b24)
一人っ子:明るい緑みの青(b16)

弟がいる男児のみ有彩色で、後は黒。

青系のランドセルを背負ってる男の子を見かけたら、
弟のいるお兄ちゃんかもしれません。

男児と比べると。女児の方がカラフル。
青系かピンク系(赤紫)に二分されてますね。

妹がいる女児だけ「暗い」色調を好むっていうのは、
不思議な感じ。

妹のいるお姉ちゃんって、ちょっと複雑な心理なのかな。

ともあれ面白い研究ですよね。

学会誌はかなり難しい研究テーマが多いのですが、
また面白いテーマをご紹介していきますねー。

ではでは。
次回もお楽しみにー^^

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緑効果
毎日ワールドカップの話題が出ますね。

スポーツの話題が出る度に、ちょっと考える。
色と身体への影響について。

ユニフォームの色とか試合会場の色って、
結構大切なんじゃないかな、と。

赤は血流促進、白は筋肉の緊張など、
色が脳に及ぼす影響は色々研究されてますよね。

色彩学会の学会誌で、
色と走運動時の脈拍についての研究がありました。

色彩学会走運動20140618

被験者にカラー照明を当て、脈拍を計測した研究。
使用した照明は、蛍光灯、青、緑、赤。

結論から言うと、
緑が一番脈拍が低いとのこと。

緑は脳下垂体に影響を与え、
ストレスの解消作用があります。

心理的に安心感を与える効果が期待できます。

ということは、
競技用トラックとかコートとかは、
緑が一番身体への負荷が少ないんですかね。

そんな単純でもないか・・・。
簡単には言えませんよね・・・。

他の研究では、
「緑の植物がある場合に、緊張の度合いは減少し、
逆に緑の植物がなことによって緊張の度合いが高くなる」ことが
分かっているそうです。

ふむふむ。

会場やユニフォームが緑じゃない場合は、
他の緑効果が期待できるかもしれません。

木や植物を見る、
タオルやバックなどの小物は緑にする、など。

絶対じゃないけど、ご参考までに。

ではでは。
次回もお楽しみに^^


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「紫はなぜ高貴なのか」
以前は、ちょっとマイナスイメージの多かった紫色。

「紫色が好き」というと、
昔は「精神病を患ってる」と思われたそうです。

今は、
感性が鋭いとか、
美しい者好きとか、
だいぶプラスに言われることが多いですかね。

紫色は、赤と青を混ぜて作る、
いわゆる間色。

単色じゃないので、微妙なニュアンスを与えます。

「紫はなぜ高貴なのか」

今日は、
日本色彩学会の学会誌よりのご紹介。

紫といえば、
冠位十二階で最も位の高い人が許された色。
この理由を調査されているようです。
(学会誌より抜粋)

1、中国
「春秋戦国時代に貴族間で紫が流行(韓非子)」
「延維との神が紫の衣をまとっている(山海経)」
「建木との木の幹が紫である(山海経)」
「紫禁城の基になった紫宮(准南子)」

まとめると、
「紫が貴族の衣服に使用され、
それが神の神秘性を表す色として使われて」いた。

2、韓国
三国遺事を調査すると、
「紫が高貴なことに関係する傾向は(中国と)変わりがない」

うーん。
歴史は、ちょっと苦手。

簡単に言うと、
紫という色が、貴族や神と結びついて連想され、
そういった過去からの経緯が、高級感と結びついた、ということかな。

紫が貴族、皇帝に関連があるのは知ってましたが、
「神」とも関連があったのは初耳。

なるほど〜。

最近は、紫色も嫌われることなく、
他の色と同じように使ってますよね。
(日本では)

海外では、
まだまだ色のタブーが存在しますので、
出かける際は、ちょっと注意が必要ですよ。

たまには真面目な投稿です^^

ではでは。
次回もお楽しみに^^

色彩学会紫20140603


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プロフィール

shioon

Author:shioon
村山紫音(むらやま しおん)
カラー&コミュニケーション
アドバイザー

AFT1級色彩コーディネーター
東商1級カラーコーディネーター
(商品色彩)
日本色彩学会正会員
一社)マンダラ・ユニヴァース
クリエーター協会
プラクティショナー

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