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2018/09
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「防犯のため」
先日に引き続き、
「先生、それ本当ですか?」シリーズ。

色彩学会の特集記事です。

今日は、
「青色照明光」についてです。

青色灯20180915

実家の方の街灯は青っぽい。

個人的には、
「ちょっと気味が悪いな」なんて思っていたのですが。

やはり、理由があるようですな。

ズバリ!!

「防犯のため」

国内の流行のきっかけは、
「スコットランドのグラスゴー市の事例が
インターネットやテレビで紹介されたこと」

「麻薬常習者が集まる橋の下などの設置したところ、
青色光の下では静脈が見えにくく、
静脈注射が困難になるため
40パーセント程度の麻薬常習者の減少が見られた」とのこと。

うーん。

なんだか現実的な話だな。

青色光の心理的な効果かと思ったら、
「静脈が見えにくい」って・・・。

さて。

青色灯は街灯だけでなく、
鉄道の踏切や駅にも設置されているようです。

明確な効果は集計されていないようですが、
「車が強引に踏切を渡るのを防ぐため」
「飛び込み防止」など。

ふむふむ。

特集記事のまとめとしては。

「『青色』には、
落ち着いた、冷たい、静かな、
といったイメージがあることは知られているが、
青色照明光における明確な心理的、生理的鎮静効果は示されていない」

「犯罪発生件数が減少している事例は、
青色光の直接的な効果ではなく、
青色防犯灯の設置を含む
複合的な防犯施策の成果であると考えられる」

なるほど。

簡単に言ってしまうと、
青色光には何かしらの効果が期待できるけど、
そんな単純な問題ではないってことかな。

ふむふむ。

人間心理って複雑ですからねー。

ではでは。
次回もお楽しみに〜。

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「約6割が白色」
しばらく空いてしまいましたが、
色彩学会の特集記事。

「先生、それ本当ですか?」シリーズ。

今日は、
「錠剤の色彩表示」についてです。

出来るだけ厄介になりたくない薬。

しかし時には必要ですよね。

先日手術をした父の薬を見て、
「多いな〜」

そして。

「白ばっかりだな〜」。

そんな時、この記事が目につきました。

特集記事によると、
「日本で市販されている錠剤の約6割が白色」なんだそうです。

10種類服用してたら、6種類は白ってことか。

なるほど。
「白ばっかり」と感じるのも当然ですな。

理由は明快。

「患者が好む色だから」

約8割が「白色を好む」とのアンケート結果もあるそうです。

一方米国では、
「白または白に近似した色(を好む割合)は36パーセント」だそうで、
カラフルな錠剤が多い理由の一つにもなってます。

そして日本で白が多い理由は、
製造過程にもあるようです。

「そもそも原薬は白色のものが多い」

「原薬の含有はごく少量であるため、
デンプンなどの賦形剤でかさ増しを行うことがある」

なるほどー。

さて。

白が多い弊害は、
「外観類似性が高くなり、飲み間違いを引き起こす恐れがある」

調剤側では、
「誤調剤や監査ミスなどの増加」

あ。

「誤調剤」って確かにありますよ。

かなり前に経験しました。

家に帰って袋を開けたら、
違う薬が入ってまして。

すぐに電話し、正しい薬を送ってもらいました。

人間ですからミスもしますし。
ま、忙しかったんでしょうねー。

服用しなくて良かったです。

さて、法的な面は、というと。

「錠剤の着色に関する詳細な規定はなく、
各製薬会社の裁量に委ねられている」んだそうで。

ふむふむ。

個人的には「白がいい」と思うので、
ここは変わって欲しくないなー。

ま。

薬のお世話にならず、
元気に過ごせるのが一番ですけどねー。

ではでは。
次回もお楽しみに〜。

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ホント?
「緑が目にいいってホント?」

今日は色彩学会誌からのご紹介です。

「特集」として、
「色に関する言説の真偽に迫る」そうです。

さて。

「緑が目にいい」とはよく聞きますね。

色彩学的には、
「色を識別する目の構造」との関係から、
「いい」と言われています。

人間の目は、
赤から紫までの色を感じることができると言われてまして。
(得意不得意の色域は、個人差がありますが)

緑は、その波長の真ん中くらいにあるため、
見ていても疲れにくいので、
「目にいい」という結論です。

ふむふむ、納得〜な印象。

学会誌では、
そのほかに2つの根拠を説明しています。

1、緑が木々の新緑の緑、つまり自然を表してるため。

木々を眺めると、自然と遠くを見る。

遠くを見ると、
眼球の水晶体の周りにある毛様体筋が緩む。

都外で活動する機会が減少している現代、
目を刺激する筋肉運動を行うことで、
縮んだままの毛様体筋の動きをもとに戻すことができる。

2、文化的、遺伝子レベルの理由

人類の祖先が樹上生活を送っていたことが、
遺伝子レベルで残っているため。

なるほど、なるほど。

ま、色覚はかなり個人的なものなので、
一概には言えませんが。

目が疲れたなーと感じたら、
遠くの緑(自然)を見るようにしましょう。

うーん。

個人的な話ですが、
「遠くの緑」見てないなー。

特に仕事中、全く余裕ないもんなー。

いかん、反省反省。

あ、この「真偽に迫る」特集ですが、
シリーズ物ですので、またご紹介します。

ではでは。
次回もお楽しみにー。

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「しおんざいりょう」
「色が変わる」

温度変化によって色が変わる商品、
たまに見かけますよね。

今日は色彩学会誌からの抜粋です。

色が変わる20180530

紹介されているのは、マグカップとグラス。

「室温の状態では図柄が見えず、
一方はお湯、他方は冷水を注ぐと図柄が見える」んだそうです。

こういう商品、使う楽しみがありますよねー。

長く付き合えそうです。

今回紹介されたマグカップとグラスですが、
「ある温度を超えると透明に変化する材料特性」。

これは、
「示温材料」というそうです。

こういった材料が開発されたのは、1975年。

パイロットインキ(株)さんが、
「メタモカラー」を開発したそうです。

特許もあるそうですよ。

そして。

この発展形が、
なんと「フリクションボール」」なんだそう。

いやー。

新しい技術って、
ある日パッと出てくるんじゃなくて、
脈々と続いて形になるんですね。

フリクションボール、
最近では、
かなりお馴染みになりました。

発売当初は、衝撃でしたね〜。

ボールペンなのに消せるって、
なんだ?と思いました。

フリクションボールは、
「2007年から発売されている大ヒット商品」と紹介されてます。

今では、
色数がかなり多いですよね。

太さも数種類あるので、
とても便利です。

うーん。

身の回りにあるものって、
誰かの苦労とか努力の上に、
成り立ってるんですなー。

何だかしみじみ、ありがたい。

ではでは。
次回もお楽しみに。

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「くぼみ」
今日は色彩学会誌からのご紹介。

曼荼羅に関する記載があったので、
抜粋してご紹介します。

繧繝220180225

「密教美術の曼荼羅は、
起源をインドにおける呪法のための修法壇(すほうだん)におく」

そうでしたよね。

今では「曼荼羅アート」となり、
いろんな手法がありますが、起源は仏教にあります。

曼荼羅は、元々は「屋外に土壇を作り、
中央に本尊、周りに諸尊を幾重にも配し、立体的構成になるもの」

昔は「土」で作ってたんですよね。

ですので、作っては壊しを繰り返したと聞きます。

「これが中国そして日本へと伝達するうちに
屋外が屋内に、立体的な土壇が平面的な木壇や画像へと変容していった」

「その後曼荼羅は絵図に描かれ壇上に敷かれるようになり、
さらに壁に掛けられるようになった」

ここまでくると、今の曼荼羅に近い使い方ですかね。

現代では「壁に飾る」曼荼羅が多いように感じます。

今回の記事は、
日本の仏教美術が「平面的」であることの論文なので、
結論としては、
「俯瞰図、すなわち平面的」で結んであります。

参考までに記載しますと。

「当時の日本絵画の主流は仏画。

そしてあらゆる仏画は、
そのモチーフを曼荼羅に依存すること大」

「仏画を代表する曼荼羅が
俯瞰図(上から見た図)と考えれれることは、
仏画の大部分は俯瞰図、すなわち平面的であることを示している」

ふむふむな内容です。

そう考えると、
「曼荼羅」は平面的であることが普通なので、
いかに配色で立体感を出すかがポイントなのかな、
と思ったりもします。

そして。

仏教美術における立体的な配色方法を一つ。

繧繝(うんげん)彩色のご紹介です。

「繧繝彩色」は、
「極楽浄土を表す手段として」用いられたようで、
「極彩色による色彩効果は非日常を表現するもの」だったそうです。

繧繝20180225

写真は、
「粉地彩絵八角几(ふんじさいえのはっかくき)」というもの。

「仏前で供物を載せる小さな献物台」だそうで、
「献物几のなかで色彩が最もよく保存されている」らしいです。

配色に関しては、
「花模様の中心は青系、
左右の4弁は赤紫系、上下の2弁が赤橙系の繧繝彩色」

立体感に関する記述は、
「中心部は青系、周縁部は赤紫系と赤橙系」となってます。

簡単にいってしまうと、
中心部が凹んで見え、
周りが浮き出て見えるような配色。

論文によると、
「『くぼみ』を感じさせる配色」だそうです。

うーん、なるほど。

立体感というと、
中央を浮き出させて見えるようにするのが、
多いような気がします。

繧繝彩色は、逆パターンなんですな。

ご参考までに。

ところで。

論文に記載されていた写真ですが。

立体認識が弱いためか、
全体がどーなっているのか、
いまいち想像できませんで。

宮内庁のホームページから画像を拝借。

八角几20180225

なるほど、こうなってたんだー。

なんだかスッキリ(笑)。

ではでは。
次回もお楽しみに。

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プロフィール

shioon

Author:shioon
村山紫音(むらやま しおん)
カラー&コミュニケーション
アドバイザー

AFT1級色彩コーディネーター
東商1級カラーコーディネーター
(商品色彩)
日本色彩学会正会員
一社)マンダラ・ユニヴァース
クリエーター協会
プラクティショナー

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